俳優の杉咲花が、2026年1月14日スタートの日本テレビ系水曜ドラマ『冬のなんかさ、
春のなんかね』（毎週水曜　後10：00）の主演を務めることが12月1日、発表された。
本作の脚本は、今泉力哉氏が書き下ろし、GP帯ドラマで初監督を務める。

杉咲は、土田文菜（つちだ・あやな／27）を演じる。小説家としてこれまでに2冊の小
説を出版し、現在3冊目を執筆中。執筆以外に、普段は古着屋でアルバイトをしている
。現在、恋人はいるが、さまざまな過去の恋愛体験が影響して、いつからか“きちんと
人を好きになること”“きちんと向き合うこと”を避けてしまい、「まっすぐ“好き”
と言えたのはいつまでだろう？」と思っている。今の恋人と真剣に向き合うために、文
菜はこれまでの恋愛を振り返っていく。

本作は、文菜がこれまでに経験してきたさまざまな別れやかなわなかった恋などから、
人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがい
いのではないか？」「そもそも恋愛とはなんなのか？」などと逡巡しながらも前に進ん
でいくドラマとなる。今泉監督オリジナルの脚本を読んで、杉咲は「ささやかな瞬間ば
かりが描かれた作品」とコメント。そして、今泉監督も「“なんかさ”とか“なんかね
”という言葉は、それ自体としてはあまり意味を持たないけれど、ひとつの言葉を発す
る際にどれだけその言葉を真剣に発しているのか、言葉にすることを怖れているのか、
などが表現できる気がして」と述べている。細やかな機微や瞬間の描写が見どころとな
る。

主人公・文菜の現在の恋との向き合い方を描く上で、学生時代の恋人から今の恋人に至
るまでの、それぞれの人と過ごした時間やその時々の恋愛感情も丁寧に描かれていく。
どこまで自分は純粋で、まっすぐ人と向き合ってつきあっていたのだろう。どこからち
ょっとずつ曖昧になっていったのだろう。文菜の恋愛軸を形成した男性たちとは。その
キャストは後日発表される。

杉咲飾演土田文菜（27歲）。她是一名小說家，至今已出版兩本小說，目前正在撰寫第三
本。除了寫作之外，她平常也在古著店打工。雖然現在有交往中的戀人，但受到過去各式
各樣戀愛經驗的影響，她漸漸變得不再「好好去喜歡一個人」、不再「好好面對一段關係
」，甚至會想：「我究竟是從什麼時候開始，沒辦法坦率地說『喜歡』了呢？」為了能夠
認真面對現在的戀人，文菜開始回顧自己過去的戀愛。

本劇描繪文菜從過去的各種離別、無法實現的戀情中，逐漸對「喜歡一個人」感到畏懼，
一邊在心中反覆思量「是不是反而不要和重要的人交往比較好？」「戀愛本來是什麼呢？
」一邊仍努力向前的故事。在閱讀今泉導演的原創劇本後，杉咲表示：「這是一部描寫許
多細微瞬間的作品。」今泉導演也談到：「像『有點那個啊』、『有點那樣呢』這類詞，
看似本身沒什麼意義，但人在說出口時究竟帶著多認真的情感、又是否害怕把感情說成語
言，我覺得能借此呈現出來。」細膩的情緒與瞬間描寫將是本作的一大看點。

在描寫主角文菜如何面對當前的戀愛時，劇中也會細緻呈現她從學生時代的戀人到現在的
戀人之間，與每個人相處的時光，以及當時的戀愛心境。自己到底曾經多麼純粹、真誠地
面對每一段關係？又是從何時開始漸漸變得曖昧不明？是哪些男性塑造了文菜的戀愛價值
觀？飾演這些角色的演員名單將於日後公布。